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2009.12.10 Thursday
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井上邸の保全工事に着工/庭園も再生し恒久的保存をはかる
高崎市は、高崎市美術館に隣接する八島町の旧井上房一郎邸を保全し、美術館と一体的な活用をはかるため、同邸の保全工事に着工した。
旧井上邸では、敷地を囲う塀が傾き、倒れる危険があるなど、外構の老朽化がかねてから指摘されていた。高崎市は、美術館と一体的なデザインで外構を改修 する。工事に伴って伐採される植裁は復元し、邸内の景観を維持する。また井上氏が設計した庭園も荒れが目立つため、往時の写真をもとに、できる限り復元し ていく。
高崎市美術館との一体的利用や管理面から、旧井上邸敷地内への出入りは、美術館内を経由する。現在、美術館側も出入り口となる風除室の工事が行われてい る。今年度末には、全ての工事を終え一般公開される予定。高崎市美術館の展覧会とあわせて見学してもらうため、同館入館料が必要となる予定。名称は「旧井 上房一郎邸」がふさわしいと考えている。
来年度以降の旧井上邸の市民利用の方向は現在のところ未定。現在の建築や消防の基準では、旧井上邸の家屋は、いわゆる既存不適格で、集会や展覧会など人 が集まる建築物に適合しない。そのため、「見学は可能だが、これまでのように講演会や 展覧会などの目的で市民に貸し出すことは難しい」という見方も出ている。市では、一般公開のあり方、市民貸出については、詳しく検討し年度内に方向を決め る予定。